サッカーで流氷トラスト応援 コンサのトーク&スクール
【網走】ゼロカーボン北海道の実現に向けた、オホーツク総合振興局と北海道コンサドーレ札幌の合同企画「サスティナブルトークセッション&サッカースクール」がこのほど、網走潮見小で開かれた。
管内のサッカー少年41人と、その保護者などが参加。前半のトークセッションでは、同チームを運営する北海道コンサドーレC・R・Cの河合竜二さんをはじめ駒井善成選手、高木駿選手が、SDGsや同振興局の取り組み「流氷トラスト」について語った。
後半は小学1―3年、同4―6年の2部に分かれてのサッカー教室が行われた。
どちらもいくつかのグループに分かれてミニゲームで、駒井選手と高木選手もゲームに加わった。
低学年のゲームは、どうしてもボールに集まりがちだったが、それでも見事なディフェンスやシュートといったプレーが飛び出すと、両選手が「今のプレー良かったね」などと声をかけていた。
一方、高学年ともなるとゴール前でパスを待ったり、見方がディフェンスを抜くと前線に走り込んだりとサッカーの理解度も高く、両選手も感心していた。
河合さんも最初のうちはマイクを手に、プレーのアドバイスをしていたが、後半には自らもプレーに参加。誰もいないゴールにボールが飛んでいき、得点かと思われた瞬間、体を張ってボールを弾き返す子どもが現れ、大きな声で「ナイスプレー!」とほめたりと、子どもたちとのプレーを楽しんでいた。
教室を終え、河合さんは「プロの選手と触れ合う機会はなかなかないと思うので、サッカーで交流ができてうれしい」と振り返るとともに「コンサドーレにはカーリングチームもあり、大会で北見に来ることもあるので、また来たい」と話していた。
子どもたちとプレーした高木選手は「プロのプレーを肌で感じてもらい『やっぱりプロはすごい』と思ってくれれば。一緒にプレーしたことでもっとコンサドーレが好きになり、将来、プロを目指すきっかけになれば」と、子どもたちの将来に期待をかけていた。
このイベントは、脱炭素の機運醸成や行動変容を促進し、持続可能な地域づくりを進める産官学民連携のネットワーク「オホーツク流氷トラスト応援団」にコンサドーレ札幌が参画したことから企画された。
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