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日高報知新聞

みついし和牛が最優秀賞 新ひだか町和牛センター 中核和牛生産者枝肉共励会【新ひだか】

優良繁殖牛「かわふじ2」と受賞を喜ぶ達也さん夫婦。右は萩澤さん

【新ひだか】6日に東京食肉市場で開かれた「第23回中核和牛生産者枝肉共励会」で、町和牛センター(伊藤静生センター長)=三石豊岡=の出品牛が「みついし和牛」として3度目となる最優秀賞を獲得した。最優秀賞に選ばれた和牛センターの関係者らは「レベルの高い大会で最高の賞が取れた」と喜んでいる。

 新ひだか町和牛センターは、1988年(昭和63年)に島根県経済連と旧三石町が覚書に調印し、肉牛振興がスタート。90年(平成2年)から開設した和牛センターで肥育に取り組み、一貫経営で農家経営の安定と産地形成を進めてきた。

 出品した「忠崇3の20号」(生産者は静内川合の紺野猛さん)が、全国の名だたる有名和牛を抑えて見事、最優秀賞に輝いた。和牛の子牛価格の低迷や輸出量の減少など和牛生産を取り巻く環境は、一層厳しい状況が続いている中、同共励会で「みついし牛」が高い評価を受けた。「忠崇3の20号」(父・知恵久、母・かわふじ2、母の父・勝早桜5)は、格付がA5、霜降り度合いを示すBMSが12と、ともに最高評価を受け、出品牛は高値の162万2907円(1㌔3201円)で取り引きされた。

 今大会には島根や鳥取など全国から86頭が出品され、最高格付のA5は77頭もいるなど、最高峰にふさわしい牛が並んだ。

 共励会には、和牛センター3頭、前川忠昭さん、畑端博志さん2頭、うらかわ共同育成センター6頭のみついし牛が12頭が出品され、8頭が格付A5の最高評価を受けている。

 和牛センターの萩澤慶一さんは「今年の夏は猛暑で牛の食欲が減少し、ビタミン摂取の調整に心掛け、順調に肥育し小柄ながら肉質がよく、期待を込めて出荷した。みついし牛ブランドの評価を高められた。紺野さんは牛の改良の意識が高く、優良な繁殖素牛を町の経営改善支援対策事業の貸付制度で導入した」と話した。

 紺野農場の経営は、両親と長男夫妻の達也さん(35)、憂依さん(36)の家族4人で繁殖牛60頭、子牛30頭を管理している。達也さんは「最優秀賞の知らせにびっくり。和牛センターの肥育に感謝します。今後も優良な子牛生産に努めたい」と夫婦で喜んでいた。

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