日ロ地先沖合漁業交渉が妥結 漁獲割当量3年連続減【根室】
【根室】水産庁は7日、日ロ双方が互いの200カイリ内での来年の操業条件を決める「日ロ漁業委員会第40回会議」(日ロ地先沖合漁業交渉)が妥結したと発表した。
「相互入漁」の漁獲割当量は前年比6000㌧減の4万4000㌧と、3年連続の減少となった。11月27日から12月6日にかけて、ウェブ会議で開催されていた。
ロシア200カイリ水域の日本漁船の相互入漁の主な魚種別では、サンマが2万5824㌧(前年3万1824㌧)と漁獲割当量の減少分をサンマに割り当てたほか、スルメイカが5619㌧、マダラが3200㌧、総隻数が585隻と前年並み。有償入漁は694・66㌧、総隻数22隻、見返り金は約2694万円と、こちらも前年並みとなった。
また、日本200カイリ水域のロシア漁船の相互入漁の内訳は、サバ3万2000㌧(同4万㌧)、マイワシ1万㌧(同8000㌧)、イトヒキダラ2000㌧(同)。総隻数は79隻(同89隻)となった。
新たな規制として、サバ・マイワシ漁を行うロシア漁船は、宮城県の金華山から福島県南端までの岸から約24・1㌔以内の海域での操業を周年禁止したほか、岩手県北部から福島県南端までにおける同時入域隻数を制限。茨城県沖約27・8㌔以内の周年操業禁止、日本水域全域における3月16~11月14日までの操業禁止などは前年同様が維持された。
道水産林務部の山口修司部長は「早期に交渉が妥結されたことに加え、昨年増加したマダラの漁獲割当量が維持されるなど、本道漁業者の皆さまの操業機会が適切に確保されたものと受け止めている」との談話を発表した。
妥結の連絡は、道および鈴木貴子衆院議員、鈴木宗男参院議員からも寄せられた。
関連記事
健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..
工房、不登校児の居場所に 登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...
「いい(11)夫婦(22)の日」 最高齢医師 支え合う【音更】
夫婦で田中医院(音更町木野大通東15ノ2)を営み46年目を迎えた精神科医・院長の田中章二さん(85)と、内科医・副院長のサイ子さん(86)。十勝の現役医師で最高齢となった2人は、共に大病を乗り越...
川の見回り 馬上から 悪路も悠々踏破 帯開建と畜大実験【帯広】
帯広開発建設部と帯広畜産大学は21日、帯広市内の札内川河川敷付近で馬を活用した騎馬パトロールの試行実験を実施した。馬を活用することによる河川管理などへの可能性の検討を目的とし、その効果や課題な...
行政DX 助っ人に「起業人」 東京のIT企業から【更別】
更別村は、行政DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関わる計画作成や内部の意識醸成を目指し、ネットランド(東京、岡野太郎社長)と地域活性化起業人の派遣に関する協定を締結した。5日には起業...
12月1日から「ひろはこ冬の観光キャンペーン」【函館】
函館市と青森県弘前市による、ひろはこ連携推進実行委は12月1日から、両市の相互誘客や周遊観光の促進を図る「ひろはこ冬の観光キャンペーン」を展開する。3年目となる今年度も「雪ミク」がメインキャラ...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】