川見宮司から金幣拝戴を受ける参加者

　来年２月１１日に開かれる「第４１回初春巴港賑（はつはるともえのにぎわい）」（実行委主催）に向けた成功祈願が３日、函館八幡宮（川見順春宮司）で執り行われた。出演者や関係者約４０人が参列し、公演に向けての安全や舞台の成功を願った。

　函館各界の名士が出演する市民歌舞伎として１９７３年に始まり、来年は５０周年を迎える。演目は「口上」のほか「白浪五人男（稲生川勢ぞろいの場）」と「勧進帳」を予定。

　神事では、川見宮司が祝詞奏上し、参列者をおはらいし、実行委、演目ごとの出演者、指導役の市川団四郎さん、市松与紫枝さん、スタッフの順で一人一人が玉串をささげた。

　今均実行委員長（ＮＰＯ法人初春巴港賑理事長）は「成功祈願を開くようになってから、舞台中のけがはなくなった。代役が利かないので健康第一に、稽古に励みたい」と意気込みを語った。