JALスタッフ、おもてなし伝授 広域観光圏協議会講座【登別】
北海道登別洞爺広域観光圏協議会(会長・小笠原春一登別市長)の「JALが教えるおもてなし講座in登別」が、登別温泉町の登別万世閣で開かれた。登別、白老の観光関係団体などから約20人が参加し、現役の日本航空グランドスタッフからおもてなしの極意を聞いた。
講師は函館空港でカウンター業務などを行っているJALスカイ札幌の三浦智美さん。講座は第一印象の上げ方、話し方、コミュニケーション、クレーム対応などについて、実践を交えながら行われた。
三浦さんはおもてなしを「相手を思いやる気持ちを、相手に伝わるように表現すること」と定義し、①相手の状況やタイミングを大切にする②あいさつに一言加える③相手の名前を呼ぶ-ことで「『あなたに』というパーソナルなあいさつになる」と解説した。
コミュニケーションについては、3割は「話して」、7割は「聴く」とし、上手な傾聴としてアイコンタクト、相づち、相手の言葉を繰り返す、褒める、質問をサイクルで回す方法を紹介し、参加者たちが実践した。
クレーム対応は、基本ステップとしておわび、傾聴、事実関係の確認と不満内容の把握、代替案の提示か解決が難しい場合は上司へ報告、真摯(しんし)なおわびと感謝・再発防止への決意とし、解決できれば良い口コミ効果が得られることから「前向きに誠実に対応すれば、宝の山になる」と呼びかけた。
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