きたしずく初搾り 12月1日発売 水不足・猛暑乗り越え【七飯】
【七飯】箱館醸蔵(町大中山1)は17日、今秋収穫した新米を使った日本酒「郷宝」の初搾りを酒蔵で行った。酒造好適米「きたしずく」の特別純米酒(精米歩合55%)で、原料はかんがい用水供給停止や記録的猛暑を乗り越えた″ど根性米″。香り豊かで切れ味良好に仕上がり、関係者は安堵(あんど)した。新酒は12月1日発売する。
午前9時から、自動圧搾機でもろみを搾り、垂れおけの中にフレッシュな酒が次々と流れ込んだ。試飲した蔵元の冨原節子代表(72)は「猛暑や水不足で大変な年だったが、よくこれだけの酒になってくれた。きたしずくに感謝。待ち望んでいる人に喜んでもらえると思う」と笑顔を見せた。
杜氏(とうじ)の東谷浩樹さん(55)は「爽やかで、すがすがしい香り。味も淡麗な中に程良くコメのうま味が感じられる。例年並みの仕上がりで安心した」と話した。
同社によると、きたしずくは高温障害でコメ粒が白く濁り、粒が小さく、タンパク値が高かったことから、アルコール発酵が進まないなどの懸念があった。杜氏の経験と技術でカバーし、おいしい酒が出来上がった。
きたしずくの新酒は720ミリリットル入り1980円。彗星の純米吟醸は12月上旬、吟風の純米大吟醸は来年3月に発売予定。
関連記事
500機ドローン Xマス彩る 道の駅で道内最大級ショー【上士幌】
LEDを搭載したドローン500機が冬の夜空を彩る、「かみしほろクリスマスドローンショー2024」(上士幌町ドローンコンテンツ実行委員会主催)が12月21~25日、上士幌町内の道の駅かみしほろで...
焼き魚をテークアウトで 移動販売「えぞ吉」が専門店開業【帯広】
魚の移動販売が人気だった「えぞ吉」(樽美拓哉代表)は22日、帯広市西21南2に「魚の炭火焼き専門店えぞ吉」を開業する。自家製の干し魚を浦幌木炭で「じっくり丁寧に焼いた」(樽美代表)商品などをテー...
ボージョレ解禁 コクある出来 十勝ワイン新酒もきょうから【帯広】
フランスのボージョレ地区で、その年に収穫したブドウを醸造したワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売が、21日午前0時に解禁された。十勝管内の酒販店にも早速並んでいる。 帯広市西18南3の「ワ...
海中転落、迅速救助に 室蘭海保、2消防と潜水訓練【室蘭】
室蘭海上保安部は18日、室蘭港南防波堤付近の海域で、室蘭と登別の両市消防本部との合同潜水訓練を実施した。車両転落などを想定した要救助者の捜索と救助を通して、万が一の際の手順や連携を確認した。 ...
思い出、ドアと一緒に 洞爺湖温泉観光協会、記念撮影用に設置【洞爺湖】
洞爺湖観光を楽しんでもらおうと、洞爺湖町の洞爺湖温泉観光協会(大西英生会長)は、湖周辺に記念撮影用の開き戸「TOYA DOORS」を設置した。同協会は「フォトスポットとして、ぜひ活用して」とP...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】