室工大で鋳造体験をするロイヤルメルボルン工科大学の学生たち

　室蘭工業大学（空閑良壽学長）と国際学術交流協定を結んでいるオーストラリア・ロイヤルメルボルン工科大学の学生１５人が２１日まで、日本語研修プログラムの一環として室工大を訪れている。同大学生が室工大に来るのは２０１８年以来５年ぶり。

　学生たちは１３日、ものづくり基盤センターを訪れ、センター長の清水一道副学長からものづくりの歴史や鋳造について学んだ後、スズを溶かしてカントリーサイン作りに挑戦した。

　学生たちは大学での講義のほか、休日には市内の観光や、洞爺湖温泉への宿泊などを楽しんでいる。講義のある日はホストファミリー宅でホームステイを行い、日本の生活を経験している。

　アンジェラ・チュウさん（２１）さんは「日本に来るのは４回目だが、室蘭は初めて。日本の文化を学びたい」、エミリオ・ディアスさん（３０）は「日本での体験が楽しみ。室蘭で人気のあるやきとりやジンギスカンを食べたい」と話した。

　室工大の学生は２４年２、３月ごろにロイヤルメルボルン工科大学での語学研修を予定している。