地域の絆支え30年、市町連記念式典 真価発揮、胸に刻む【室蘭】
室蘭市町内会連合会(市町連、沼田俊治会長)の創立30周年記念式典・祝賀会が10日夜、室蘭市中央町の室蘭プリンスホテルで開かれ、町会や市の関係者ら出席した166人が同会の節目と今後のさらなる発展を願った。
市町連は1993年に連合町会長連絡会として11の地区連合町会で発足。当時は3万9936世帯が町内会に加入し、加入率は86%あった。
99年には15の地区連に増加し、現在に至る。2014年、室蘭市が担っていた事務局体制を自立させたことに伴い、現在の名称に変更した。今年4月現在の加入世帯数は2万5234世帯、加入率は57・6%となっており、世帯数の減少や加入率の低下が大きな課題となっている。
沼田会長は、人口減少や少子高齢化が進む中で、地域の絆の大切さや重要さがあらためて問われていることを強調。「時代に合った運営方法への改革や地域課題に柔軟に対応できる組織づくりが求められている。一層努力したい。これからも、地域を支える存在として真価を発揮していかなければならない」と力を込めた。
青山剛室蘭市長は、子どもを見守る活動や自主防災組織の立ち上げ、地区連や単位町会での防災に対する取り組みの積極的な実施に対し感謝。「加入率減少や高齢者の見守りなどさまざまな課題はあるが、皆さんと一緒に課題解決へ取り組んでいきたい」と祝辞を述べた。
祝辞の後、滝口信喜道議の発声で祝宴入り。出席者は各町会の取り組みや今後の在り方などを話しながら交流を深めた。
関連記事
500機ドローン Xマス彩る 道の駅で道内最大級ショー【上士幌】
LEDを搭載したドローン500機が冬の夜空を彩る、「かみしほろクリスマスドローンショー2024」(上士幌町ドローンコンテンツ実行委員会主催)が12月21~25日、上士幌町内の道の駅かみしほろで...
焼き魚をテークアウトで 移動販売「えぞ吉」が専門店開業【帯広】
魚の移動販売が人気だった「えぞ吉」(樽美拓哉代表)は22日、帯広市西21南2に「魚の炭火焼き専門店えぞ吉」を開業する。自家製の干し魚を浦幌木炭で「じっくり丁寧に焼いた」(樽美代表)商品などをテー...
ボージョレ解禁 コクある出来 十勝ワイン新酒もきょうから【帯広】
フランスのボージョレ地区で、その年に収穫したブドウを醸造したワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売が、21日午前0時に解禁された。十勝管内の酒販店にも早速並んでいる。 帯広市西18南3の「ワ...
海中転落、迅速救助に 室蘭海保、2消防と潜水訓練【室蘭】
室蘭海上保安部は18日、室蘭港南防波堤付近の海域で、室蘭と登別の両市消防本部との合同潜水訓練を実施した。車両転落などを想定した要救助者の捜索と救助を通して、万が一の際の手順や連携を確認した。 ...
思い出、ドアと一緒に 洞爺湖温泉観光協会、記念撮影用に設置【洞爺湖】
洞爺湖観光を楽しんでもらおうと、洞爺湖町の洞爺湖温泉観光協会(大西英生会長)は、湖周辺に記念撮影用の開き戸「TOYA DOORS」を設置した。同協会は「フォトスポットとして、ぜひ活用して」とP...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】