日本遺産・炭鉄港をテーマにした遺産巡りなど多彩な企画が脚光を浴びている。8日からは食文化にスポットを当てたスタンプラリーがスタートし、室蘭市内の構成文化財を回るバスツアーは申し込みが殺到する盛況ぶり。新型コロナウイルスの5類移行で、文化財目当てで遠方からの来訪者も増えている。
炭鉄港は室蘭(鉄鋼)と空知(炭鉱)、小樽(港湾)3地域と各地をつなぐ鉄道を舞台にした近代化産業遺産群。2019年5月に日本遺産に認定され、まち歩きツアーや炭鉄港めしの販売などで歴史文化に触れるさまざまな取り組みが進められている。
スタンプラリーは、炭鉄港推進協議会が企画した。室蘭市など炭鉄港エリア13市町の飲食店などを巡り、QRコードを読み取りスタンプを集める内容だ。
スタンプを10個集めると抽選で13人に炭鉄港地域の特産品が当たるほか、5個でもフォークやスプーンなどのカトラリーセット(抽選30人)をプレゼントする。商品発送は来年2月下旬を予定している。
18日のバスツアーは午後2時開始。旧室蘭駅舎や室蘭市民俗資料館などを見学する。参加無料。昨年開催時に好評だった旧北炭室蘭会員倶楽部の内部も特別公開する。
定員80人の募集に申し込み開始2週間ほどで76人から参加希望が寄せられた。市観光課は「想定以上の早さで申し込みがあった」と話す。
新型コロナの5類移行で、炭鉄港に触れる機会は増えている。NPO法人炭鉱の記憶推進事業団主催の「ぷらぷらまち歩き2023」が7月29日からスタート。今月5日の最終回は15人が輪西地区を回った。
輪西での案内役を務めた室蘭観光協会の仲嶋憲一事務局長は「炭鉄港を巡る人は増えている。今年は修学旅行で札幌の中学生や夕張の小学生も訪れており、教育旅行と炭鉄港は親和性が高い。これから活用される機会が増えるのでは」と見通す。
バスツアーの問い合わせは市観光課、電話0143・25局3320番へ。スタンプラリーはポータルサイト(https://3city.net/tantetsukoumeshi/stamprally/)で各種情報を発信していく。
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