ふれあい舎「馬への愛感じる」 動物園でタイル貼り【帯広】
おびひろ動物園(稲葉利行園長)の新施設「馬ふれあい舎」で21日、12月の一般公開開始に先立ち、プレオープンイベントが行われた。木の香りが漂う獣舎で、参加者が心を込めて手洗い場を仕上げ、一足先に内部を見学した。
馬ふれあい舎は馬房4房を備えた獣舎と放飼場などからなる。約980平方メートルの敷地に木造平屋166平方メートルの獣舎が建っている。ばん馬2頭が導入され、12月2日の冬期開園日から一般公開する。
約50人が参加。馬のつなぎ場近くの手洗い場にタイルを貼り付ける仕上げを行った。とかち馬文化を支える会が提供した蹄鉄(ていてつ)八つが接着された手洗い場にモルタルが塗られ、参加者は「真っすぐきれいに」「ハート形に」など思い思いに貼っていった。
馬ふれあい舎内部も見学し、杉本美紀副園長や冨川創平獣医師、帯広市の担当者らから設計の工夫点などを聞いた。「ライトの色もこだわったのですか」などと質問が飛び交った。
家族で参加した幼児(2)は「(馬房の)砂がふかふかだった。お馬さんを見るのが楽しみ」と笑顔。毎月同園に訪れるという保育士の市岡倫果さん(21)は「馬のことをたくさん考えて作ってくれた建物だと分かり愛を感じた。仕上げに携われうれしかった」と思い出になった様子だった。稲葉園長は「この場に参加した子どもが大きくなって家族を連れてきてくれることを想像し、今からうれしい」と話していた。馬ふれあい舎には11月にばん馬が入る。
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