十勝の発展 川とともに 治水100年の記念碑披露【帯広】
十勝川治水100年記念碑の除幕式が21日午前、帯広市内の十勝川インフォメーションセンター近くで行われた。十勝川の氾濫を治めてきた先人たちの功績と今後の十勝川流域のさらなる発展の願いを込めた記念碑「治水百年の碑」がお披露目された。
管内の自治体と帯広建設業協会や帯広商工会議所など関係団体で構成する十勝川治水100年記念協賛会の主催。
記念碑は十勝川治水を象徴する十勝大橋の近くに建立。北海道で採取した石を使用し、碑文「治水百年の碑」は鈴木直道知事が揮毫(きごう)した。「悠久の時の流れ」と題した文には、これまでの偉業とともに「気候変動による災害の激化などに対し、新たな治水事業への取り組みを決意」が刻まれた。
式では同協賛会会長の米沢則寿帯広市長が、治水100年の歴史を振り返るとともに「十勝川流域の発展の防災意識の向上を願う」とあいさつした。
また、来賓の浦本元人副知事、柿崎恒美北海道開発局長が祝辞を述べ、最後に帯広小学校6年の男子児童が「夢みる十勝の大地」と題した作文を読み上げた。
除幕式後は、十勝川治水100年記念式典が市内のよつ葉アリーナ十勝で開かれた。
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