大きなサツマイモを手にする子ども。多くの市民らが参加しにぎわった（提供写真）

１１月はフェス開催

　伊達市が本年度から進めている協働のまちづくり事業「ちょこっとまちづくり（ちょこまち）」の一環で１５日、西関内の片平農園で市民参加型の「サツマイモ狩り体験」が行われた。秋空の下、親子連れらの歓声が響き渡った。

　ちょこまちは、「魅力あるまち、住み良いまち・住みたいまち」の実現へ向け、市民が「主体的に関わるまちづくり」をテーマに、７月から始まり、約３０人がワークショップを実施。現在は五つのプロジェクト（６チーム）に分かれ、テーマやアイデアごとに実践している。各チームの成果は来年１月２０日の市民向け報告会で発表する。

　サツマイモ狩り体験は、「農業とアウトドアで若者を集める」プロジェクトの「ちょこ農体験チーム」が企画した。親子連れら約７０人が参加。ミニスコップで土を掘ると、大きなサツマイモが次々と現れた。子どもらは自分の顔くらいある大きさに大興奮。大人も一緒に和やかな雰囲気に包まれていた。

　会場では、キッチンカーによる焼き芋も振る舞われた。収穫したサツマイモは持ち帰るなど、楽しいひとときを過ごしていた。同チームの市職員石尾萌さんは「みなさん笑顔で楽しんでくれてうれしかった。大人同士も交流を深めることができた」と上々の感触をつかんだよう。

　ほかのグループもそれぞれ調査、研修を進めてい

る。１１月５日は「まちなか居心地のいい交流拠点をつくる」グループが、市役所本庁舎前でワークショッ

プや子ども向けのくじ、ゲームなどを楽しめる「あいあいフェス」を開催する。時間は午前１０時～午後３時。

　「ちょこまち」は、市の未来のリーダー「伊達人（だてびと）」の育成を目指した「みらい塾」の後継事業として始まった。