除雪出陣式で安全宣言する遠藤建設の三宅さん

【日高】室蘭開発建設部日高道路事務所は12日、２０２３年国道の除雪に関わる「除雪出陣式」を行い、シーズンを前に安全対策や除雪機械の動作を確認した。

　同事務所は、２３７号、２７４号の２国道延長約１４０㌔を管理。除雪基地４カ所を設け、計19台の除雪車で除排雪や路面凍結対策を行っている。作業は磯田組（本社・日高町）と遠藤建設（同・むかわ町）が担う。

　出陣式には事務所職員やオペレーターら32人が参加。水尾隆副所長は「除雪作業は住民や地域の産業・医療・観光を支える重要な役割を担っている」と強調し、「作業中の十分な安全確認を行うことで、大半の事故は防げる。前後左右の確認はもとより、明確明瞭な作業合図など十分に連携をとって作業にあたってほしい。地域・道路利用者のため、安全・安心な冬道を確保する強い使命感を持って、無事故・無災害で冬を乗り越えましょう」とあいさつ。

　受注者を代表して遠藤建設の三宅智裕さんが「冬期間国道を利用される方々が安全かつ快適に道路を利用できるように、きめ細い除雪作業を行っていく。道路を快適に利用するためには何をすべきかを優先的に考え行動。各自健康管理に留意し、除雪作業での無事故・無災害を達成する」と安全宣言。その後、「運転前点検（６項目）」を行い除雪体制を整えた。