釧路と中標津のクラシックバレエ教室「Ｊ＆Ｋアンサンブルｅｎバレエ」が２８、２９の両日、それぞれ中標津町総合文化会館大ホールとコーチャンフォー釧路文化ホールで第４回定期公演「バレエとピアノパフォーマンス」を開く。今回の目玉は、釧路市出身でバレエピアニストとして活躍する星美和さん、男性バレエダンサー矢部優稀さん、内杉義之さんがゲストで出演。第２部で「ナポリ」第３幕の本格バレエが見物だ。

　定期公演は２年に一度、釧路と中標津で開催している。前回はコロナの緊急事態宣言があり、ゲストを招いた全幕公演を見送ったので、今回の「ナポリ」第３幕は４年ぶりとなる。第１部「ピアノが誘う舞踏会」は８演目で、星さんのピアノ生演奏で生徒がデビュタント、ワルツ、コーダなど５演目を披露する。

　本番に向け１５日にはゲストの矢部さん、内杉さんはじめ出演メンバーがリハーサルに臨み、団体での動きなどを確認した。なかしべつ恭子バレエスタジオを主宰する矢野恭子さんは「３年に及んだコロナ禍の中も生徒とレッスンを続けてこられたこと、今回、全幕公演ができることに感謝」。純バレエスタジオの田村純代表は「念願かなってＯＢのバレエピアニスト星先生がオリジナル曲を携えて故郷に凱（がい）旋（せん）、演奏していただける。星先生のピアノで生徒が楽しく踊る姿を見てほしい」と呼び掛けている。

　開演は中標津町総合文化会館が２８日午後４時、釧路文化ホールは２９日午後６時。入場料は前売り２０００円、当日は２５００円。中標津町総合文化会館、コーチャンフォー釧路文化ホール、まなぼっと幣舞で扱っている。問い合わせは事務局の小林さん０９０（６９９１）５３７０へ。