洞爺湖有珠火山マイスターの認定審査に合格し笑顔を見せる６人（提供写真）

　　火山と共生する減災リーダーとしてガイド活動や学習会の講師を担う「洞爺湖有珠火山マイスター」の認定審査が１５日、有珠山周辺で開かれた。６人が審査に臨み全員が合格した。初めて親子同時の合格者も出た。

　同マイスター運営委員会が主催。２００８年から始まった審査で今回で１５回目。受験したのは洞爺湖、伊達、壮瞥、豊浦の１８～５８歳。フィールド審査と面接審査を実施した。

　フィールド審査では模擬野外学習会の講師となり旧とうやこ幼稚園、西山山麓散策路、金比羅砂防ダム上、１９７７年火山遺構公園、昭和新山三松正夫像、有珠山ロープウエイ山頂駅で実施した。審査員の前で写真や図解などを示し、分かりやすく解説した。

　面接では火山との共生に関する考え方などを堂々と答えた。同日午後に合否の発表があり、豊浦町の親子など６人が合格。今回の認定審査で合格者は７１人となった。