「ブックサンタ」管内書店でも 購入し寄付、恵まれない子どもへ【十勝】
生活困窮家庭や児童福祉施設などに購入した本を寄贈するプロジェクト「ブックサンタ2023」が、十勝管内の書店でも行われている。各書店は特設コーナーを作り、賛同を呼び掛けている。
NPO法人チャリティーサンタ(東京)が主催。同法人は「あなたも誰かのサンタクロース」を合言葉に、2008年から活動を開始。「サンタクロースの訪問活動」や、洋菓子店と協働する「シェアケーキ」などを行っている。
ブックサンタは17年に始まり、貧困や病気、災害などで苦しい暮らしを余儀なくされている子どもたちに新品の本を贈っている。参加店舗への来店客が、プレゼントしたい本を選んで購入し、預けることで寄付される。昨年は7万5813冊の寄付が集まった。
十勝管内では喜久屋書店帯広店、くまざわ書店帯広店、TSUTAYA木野店、ザ・本屋さん白樺コロニー店、同音更OK店、同いっきゅう店、同ダイイチめむろ店、岡書帯広イーストモール店、同西帯店が参加している。
ザ・本屋さん(帯広、高橋智信社長)は今年から参加。クリスマスにまつわる絵本や児童書が並ぶブックサンタのコーナーと、各店舗の店員が選書した「ザ・こども本屋さん」のコーナーを併設。小学1~3年生向けと同4~6年生向けのお薦めの本が並ぶ。
高橋社長は「子どもたちが本を読まなくなっている。何を薦めたらよいか分からない親も多いと思うので、われわれから『こんな本がありますよ』と提案したい」と話している。
ブックサンタは全国47都道府県の1683店舗が参加し、12月24日まで実施している。
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