【標津】標津漁協さけ定置漁網業部会（皆川秀美部会長）は１４日、町内の全世帯に対し、秋サケを無償で配布した。さまざまな面で漁業を支えてくれている町民への感謝を込めて、毎年この時期に行っており、今年で３３回目となる。

　当初は７日に予定していたが、しけのため出漁できず、この日の実施となった。午前６時３０分ごろから、町内会の担当者が標津漁港を訪れ、同漁協の職員や町職員らと早朝に水揚げされたばかりの体長約７０㌢、重さ約３㌔の秋サケ（雄）を世帯分トラックの荷台などに積み込んだ。用意された秋サケ約２２００匹は、町内会を通じて全世帯に届けられた。

　皆川部会長は「町民の皆さんにおいしく食べてもえたら。町の行事として今後も継続していきたい」と話していた。

トラックの荷台に積み込まれる秋サケ（１４日午前６時５０分ごろ）