塾生の作品約６０点が展示されている長倉商店塾塾展

　釧路市出身のフォトジャーナリスト長倉洋海さんが主宰する「長倉商店塾」の塾展（写真展）が１０日から、くしろ港町ギャラリー（釧路市北大通８、古書かわしま２階）で始まった。

　長倉商店塾は、海外の紛争地や辺境で写真を撮り続けてきた長倉さんが世界で見てきたものや感じたことを語る集中講座。２０１５年から開講し、これまで道内外から延べ３００人以上の塾生が受講している。

　塾展は今年で２回目。今回は北海道内外から受講する８人の塾生の写真約６０点を展示。テーマは自由で、一眼レフやスマートフォンなどで撮影した海外の広大な風景から、釧路の身近な風景まで展示されている。

　北見市から毎年、塾に出席している佐藤之隆さん（６２）は、エゾモモンガの写真８点を展示した。「滑空する姿だけでなく、季節感を感じる写真を選んだ。北海道のどこにでも生息しながら、なかなか見られないモモンガの動きを感じてほしい」と話した。

　塾展は１５日までで入場無料。午前１１時から午後７時まで（最終日午後５時まで）