鬼踊りを楽しむ登別、白石両市の文化協会会員ら

　登別市と宮城県白石市の姉妹都市提携４０周年を記念し、白石市文化協会（沼倉啓介会長）の会員ら１４人が１０日、登別市を訪れて登別市文化協会（小塚順一会長）と交流した。互いに民謡などを披露し、今後のさらなる発展を誓い合った。

　白石市文化協会の登別訪問は８年ぶり。一行は仙台藩片倉家が居城にしていた白石城をモデルにした外観の登別市郷土資料館をはじめ、刈田神社、のぼりべつ文化交流館カント・レラを見学。市役所では小笠原春一市長から歓迎を受けた。

小笠原市長を表敬訪問した白石市文化協会の一行ら

　登別温泉町のホテルゆもと登別では、登別市文化協会から１６人が参加して、両市文化協会の交流会が開かれた。祝宴の後、アトラクションでは登別市民謡連合会が「江差追分」、白石市民謡同好邦晴会が宮城県の「長持唄」などを披露。最後に全員で登別地獄まつり恒例の地獄ばやしに合わせて「鬼踊り」を踊った。

　沼倉会長は「思った以上に登別市文化協会が地域に密着していると感じた。われわれも負けずに頑張りたい」。小塚会長は「みんな元気に交流できた。有意義なひと時だった」と互いに満足気に話していた。

　白石市文化協会一行は１１日に登別伊達時代村を観光した後、札幌へ向かい、１２日に帰途に着いた。

鬼小十郎まつりのメインイベント「道明寺の戦い」を見学する市民訪問団（提供写真）

　また、登別市姉妹都市等都市間交流協会は７日、白石市で開かれた「第１６回鬼小十郎まつり」に市民訪問団２０人を派遣。前日には同じく姉妹都市の神奈川県海老名市の関係者も含めた歓迎会にも参加し、３市の相互理解と友好関係を深めた。