シシャモ・カムイノミ 鵡川アイヌ文化 伝承保存会 伝統儀式で復活を祈願 むかわ
鵡川アイヌ文化伝承保存会(新田増美会長)主催の「シシャモ・カムイノミ」体験交流事業が8日、むかわ町汐見の鵡川河口左岸・ムレトイの丘で開かれた。町内外からアイヌ文化の伝承に携わる関係者ら約60人が参加。アイヌの神々へ祈りをささげるとともに、記録的な不漁で今季の出漁が見送られたシシャモの復活を祈願した。
鵡川アイヌ民族が神々からの贈り物に感謝するとともに、豊漁を祈願して古来行っていた儀式。1992年からむかわアイヌ協会の協力支援を受けて毎年10月に定期開催し、今年で32回目を迎えた。
儀式は、秋晴れの暖かい日差しの中で行われ、シシャモの資源回復を願ってイチャルパ(先祖供養)などが厳粛に執り行われた。新田会長は「今年はシシャモ漁が休漁となったが、来年以降、豊漁となることを願ってお祈りさせていただいた」とあいさつ。むかわ町の成田忠則副町長は「漁業者の苦渋の決断を尊重し、これから資源の保全を支援していく」と話した。
宮戸地区のイモッペ生活館で行われた交流会では、苫小牧アイヌ文化保存会や白老民族芸能保存会による古式舞踊歌が披露され、昼食にシシャモ汁やイナキビご飯、シト(団子)などが振る舞われた。
関連記事
親子で環境を考える 新ひだか LEDランタン工作教室【新ひだか】
【新ひだか】町保健福祉部生活環境課は16日、町公民館集会室で「親子で作ろう!LEDランタン工作教室」を開き、親子24人が参加して、省エネや太陽光発電のしくみなどを学び、脱炭素への意識を高めた。 ...
森林の機能や仕事学ぶ 新ひだか町緑化推進委と林業林産業担い手対策協共催 ..
【新ひだか】高静小(佐藤裕哉校長、児童495人)で19日、6年生3クラス93人を対象に「林業教室」が開かれ、児童たちは森林の機能や林業の仕事について理解を深めた。 総合的な学習の授業として、こ...
来年の主役は「ココア」動物園カレンダー完成【釧路市】
釧路市動物園(鈴木貴博園長)の2025年版カレンダーが完成し、23日から販売を開始する。来年は開園50周年を迎える節目とあって、写真は同園1番人気のアムールトラ「ココア」(雌、16歳)が採用され...
500機ドローン Xマス彩る 道の駅で道内最大級ショー【上士幌】
LEDを搭載したドローン500機が冬の夜空を彩る、「かみしほろクリスマスドローンショー2024」(上士幌町ドローンコンテンツ実行委員会主催)が12月21~25日、上士幌町内の道の駅かみしほろで...
焼き魚をテークアウトで 移動販売「えぞ吉」が専門店開業【帯広】
魚の移動販売が人気だった「えぞ吉」(樽美拓哉代表)は22日、帯広市西21南2に「魚の炭火焼き専門店えぞ吉」を開業する。自家製の干し魚を浦幌木炭で「じっくり丁寧に焼いた」(樽美代表)商品などをテー...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】