元気一杯にゴール目指す 南ヶ丘高伝統の強歩遠足
【網走】網走南ヶ丘高の伝統行事「網走湖一周強歩遠足」がこのほど行われ、生徒たちは健脚を競いながら網走湖を1周した。
長い距離を走り、歩いて頑張り抜くことで体力と精神力を養おうと毎年、全校生徒が参加して行っている。
男子は大曲多目的運動公園から網走湖沿いの国道238号線を経て道道網走端野線に入り、嘉多山荷上坂から女満別湖畔、呼人、大曲を通って同校に戻る39㌔のコース、女子はグリーンヒル905(二見ケ岡)をスタートした後、男子と同じルートの30㌔のコースを巡った。
同公園に集まった男子生徒は、それぞれ運動をしたり体をほぐしたりと、リラックスした様子だったが、「30秒前」の声がかかると、ざわめきもおさまり一気に張り詰めた空気へ。号砲ととともに生徒は一斉に走り出した。
グリーンヒル905に集まった女子生徒も、スタート前にラジオ体操で体とともに緊張をほぐし、スタート地点に並ぶと、みな元気よく走り出した。
スタート時から空は雲で覆われ、最高気温も20度前後と、少し肌寒かったが、これから網走湖を一周する生徒たちにとってはありがたい空模様。生徒たちは前を見据えて黙々と走ったり、友人と話しながら駆け足をしたりと、それぞれのペースでゴールを目指していた。
道道網走端野線や国道39号など、交通量の多い道路がコースになっており、ドライバーも歩道をひた走るジャージ姿に注目。同校の恒例行事と知っているドライバーの中には、クラクションを鳴らして応援する様子もみられた。
各中継地点やコース沿いには保護者らが大勢待ち構え、生徒に「頑張って」「ゴールまでもう少し」などと温かい声援を送っていた。
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