倒木や停電、各地で被害 室蘭で最大瞬間風速29.8メートル【室蘭】
発達した低気圧の影響で大気の状態が不安定になり、胆振地方では室蘭と登別に5日午後6時20分から暴風警報が発令され、6日午後1時47分に強風注意報に切り替わった。室蘭地方気象台によると、室蘭では午前11時52分に最大瞬間風速29・8メートルを観測した。
同気象台による、このほか各地の最大瞬間風速は伊達22・7メートル、白老19・1メートル、登別15・8メートルだった。
室蘭開発建設部は、国道37号の白鳥大橋は午前7
時から通行止めになり、午後3時半に規制を解除した。
強風の影響で、白老町では住宅の屋根の一部が飛ぶ被害が1件あったほか、室蘭警察署管内では倒木や住宅の壁の剥離など18件あった。いずれも人的被害がなかった。
北海道電力ネットワークによると、雨や風の影響で、午前5時前から昼過ぎにかけて、室蘭や伊達、伊達大滝で断続的に停電が発生。約1700世帯に影響が出た。
JR北海道は、札幌-函館を結ぶ特急5本と普通列車10本が運休。このほか倒木の影響で、一部列車に経由変更が生じた。この影響で7日、午前6時札幌発函館行きの特急北斗2号が運休する。
倒木の恐れなどがあるとして、5日から通行止めになっていた道道350号(倶多楽湖公園線)の登別市登別温泉町大湯沼ゲート-同市中登別町中登別ゲート(延長9・7キロ)は、6日午後4時半に規制が解除された。
室蘭と登別の両市では、全小中学校を臨時休校にした。
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