キャンドルに灯をともし、決意を新たにする看護学生

　日鋼記念看護学校（伊藤眞理学校長）の第３６期生宣誓式が６日、室蘭市新富町の同校ホールで開かれた。病院実習に入る１年生６１人が、看護の精神の灯をともした。

　医療の現場に立つ前に行う節目の式。宣誓の辞では１年生代表の酒井尚郁さん（３１）が「看護師としての土台を築き、一人一人の声を聞く、心温かく接する看護師になるため励みたい」と思いを語った。伊藤学校長が「これまで以上に一人一人が本質を見抜く力が求められている。看護師とは何かを考え、生活してほしい」と式辞を述べた。

　若狭日向さん（１９）は「不安より楽しみという気持ちが大きい。現場の雰囲気に触れて、看護師になる自覚が芽生えてきた」と胸を高鳴らせた。

　ナイチンゲール像から、ともしびをキャンドルに受け取った学生たちは「ナイチンゲール誓詞」を唱和。会場は厳かで幻想的な雰囲気に包まれた。病院での実習は２４日から始まる。