水の落とし方などを家の中で説明したリアルな暮らし紹介

　釧路市阿寒町の地域おこし協力隊が企画した「北海道釧路市阿寒町暮らしのぞき見ツアー」が６日、本格的に始まり、道内外から参加した３組５人が阿寒地域ならではの暮らしを満喫している。

　同ツアーは移住に興味、関心を示す人たちを対象に企画され、昨年初めて実施。参加者は５日から３泊４日の予定で、冬の生活方法を伝えるリアルな暮らし紹介ツアーや地域住民との交流に加え、今回は同町での生活に切り離せない釧路市街地巡りも実施する。

　この日は、午前中に町内を巡るサイクリングガイドツアー、午後に移住制度などの説明会が行われた後、同協力隊の高倉大輔さんが住んでいる家に移動。灯油タンクやストーブの使い方、水の落とし方（抜き方）など、冬の備えを目の前で面白おかしく説明した。

　横浜市からツアーに参加した関口寛子さんは「観光では分からないことがたくさんあり、すごく楽しませてもらっている」と笑顔。中心となってツアーを企画した崎一馬さんは「昨年と違い、道内や家族での応募があったのは本当に良かった。ツアーを通じて、移住先の選択肢の一つになれば」と話していた。