農業への関心を高める 静内農高2年生 門別競馬場で現地見学【日高】
【日高】農業教育高度化事業の一環として、静内農業高等学校2年生(生産科学科馬事コース・29人)が9月27日、門別競馬場で、現地見学を行った。
日高振興局主催。農業と地域の特徴的な取り組みを学び、農業者らとのふれあいの中から農業高校生の農業への関心と就業意欲を高めることにより、将来の就職先の選択肢としてもらう目的。
門別競馬場では、北海道軽種馬振興公社の佃輝男専務理事と尾野栄俊常務理事から同競馬場の歴史、現在に至るまでの歩み、現在の調教師・騎手・厩務員数、施設の概要についての説明を詳しく聞いた。
その後、3班に分かれバックヤード見学。検量室や実況放送室、ITV(映像室)、決勝審判室など見て回った。
見学を終えて、あらかじめ用意した質問に公社関係者が答え、魅力的な競馬場の整備やレース番組作り、出走馬の確保、スター馬を入れるなどの取り組みを聞いた。また「今シーズンの開催は11月9日で終了するが、馬産地ならではの馬づくりが行われる」「1歳馬が入ってきて、調教師や厩務員によって強い馬づくりが始まる」などといった門別競馬場の特長についても理解を深めた。
参加した木部千乃(ゆきの)さんは「何回か競馬場に来ているが、表面的なことしか知らなかった。バックヤードを案内してもらい、すごい人数の人達が関わり合って競馬場が成り立っていることがわかった。決勝審判室での緻密なやり方などに感心した。いろいろな質問に答えて下さり、いろいろ知ることができて本当に良い経験になった」と話した。
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