先生と給食を美味しそうにほおばる児童

【えりも】庶野小（杉山一彦校長、児童30人）で２日から学校給食が始まった。旧中学校教室を改造した１階給食室に全児童と教員が集い、初めての給食を楽しんだ。

　同校の長年の懸案だった給食は、今年４月から行われてきたえりも小の給食調理施設の拡大工事が完成したことで実現。えりも小の給食調理場から委託業者がコンテナで庶野小校舎に搬入する。

　初めての給食のメニューは、カレーライスとフルーツヨーグルト、牛乳。美味しそうな匂いが漂うなか、先生たちから順番に食事の盛り付けを受けとり、給食準備が終わったところで全員で「いただきます」と手を合わせ、友達と「おいしいね」と話しながら食べ、カレーライスのお代わりも続出した。

　児童会長の阿部月華（るか）さん（６年）は「初めての給食は美味しかった。これからはお母さんの弁当づくりが楽になるし、毎日の温かい給食が楽しみです」と話した。

　町内の小・中学校では、笛舞小が自校給食、えりも中とえりも岬小はえりも小の給食調理場から搬入しており、これにより全小学校（児童数１９６人）の給食が実現した。