「はさがけ」などに挑戦 日高 下村農園で稲刈り体験【日高】
【日高】農家の水田で米作りを体験してもらう「くるみちゃんの田んぼ」の稲刈り体験が9月23、24の両日、町内千栄の「下村農園」で行われた。
この事業は、日高町出身で千葉県でサラリーマンをし、定年退職を機に故郷へUターンした横山敏雄さん・愛子さん夫婦が7年前から始めたもの。広さ900平方㍍の田んぼは「下村農園」から借りている。23日は21人(町内10人、町外11人)、24日は17人(町内6人、町外11人)が参加し、稲刈りとはさがけを行った。
5月に植えた苗は、下村農園が水の管理、除草などをする田んぼ。今年は天候にも恵まれ見事に黄金色に輝き、穂が垂れ収穫の時期を迎えた。はさがけして3〜4週間乾燥させ脱穀。脱穀作業は足ふみ機で行うため、参加者が集って行う。精米は機械を利用し玄米と精米の希望によって行う。今年の収量は420㌔を見込んでいる。
家族で参加した札幌北九条小学校5年の山村尚護さんは「今年初めて田植えをした。稲刈りは3回目。はさがけは普段体験することができないので大変だけどとても楽しい。今はすべて機械(コンバイン)がやって作業効率は良いかも知れないが、手作業でやるとお米のできる手順が良くわかった」、7年前から参加している自然の家職員の本村明夏さんは「参加者たちと会えることも楽しみの一つ。すごくおいしいので新米を食べるのが楽しみ」とそれぞれ話した。
横山さんは「コロナ禍の3年間は近場の人に声をかけ作業を行った。4年ぶりに皆さんと集えてうれしい。大変な作業だが自然乾燥した米は格別。いろいろな職種の人達とコミュニケーションを取れて、とても楽しい行事になっている」と話した。
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