記念式典で式辞を述べる小野校長

　学校法人帯広大谷学園（桂井智善理事長）・帯広大谷高校（小野茂校長、生徒８４６人）の創立１００周年記念式典が３日午前１１時半から帯広市民文化ホールで開かれた。在校生や教職員、帯広大谷短大の学生や来賓ら１５００人が出席し、節目を祝うとともに今後の学園の発展を願った。

　真宗宗歌を斉唱し、小野校長が「１００周年の節目を迎えられたのも先人の関係者の皆さまのおかげ。生徒の皆さんには時代の変化に対応し社会に貢献できる人になってほしい。未来を恐れず、あまり過去に執着せず、いろいろな経験をして今を一生懸命生きていってほしい」と式辞。山田敏明創立１００周年記念協賛会会長のあいさつに続いて、木越渉真宗大谷派宗務総長（真宗大谷派参務古賀堅志代読）、鈴木直道道知事（芳賀是則十勝総合振興局長代読）、米沢則寿市長が祝辞を述べた。

　伊藤篤前理事長ら功労者に感謝状が贈られた。大谷短大の桑原浩夢さんが謝辞、大谷高校の西澤仁義生徒会長が「次の百年への一歩となる大切なこの日を仲間と共に迎えられたことに感謝します」と述べた。

　式典に先立ち、慶讃法要が営まれた。

　このほかの功労者は次の通り。（敬称略）

▽帯広大谷高校元校長＝中村現三郎、岡部理丸、吉川公雄、斉藤政孝、大西正宏 ▽創立１００周年記念協賛会会長＝山田敏明