生コンを流し入れた型枠のコテ仕上げする児童ら

【新ひだか】静内小（玉手広昭校長、児童２９７人）の２年生51人が19日と22日、静内田原の静内生コンの工場を訪れ、コンクリート板製作体験やタイヤショベル、ブルドーザー、コンクリートミキサー車など工事現場で活躍する建設機械の働きを学びタブレットで撮影した。

　町内建設会社の出口組が請け負う一般国道２３５号新冠町新冠道路維持除雪外一連工事の地域貢献活動の一環として、同社グループ企業の静内生コン工場で実施しており今年で11年目。

　最初に、出口組の小笠原裕輔工事係長から、工事現場で働くタイヤショベルやブルドーザー、ダンプトラックなどの得意技の説明を受けたあと、静内生コンの山口洋樹試験室長から、砂と小砂利、セメント、水をミキサーで混ぜ合わせて生コンクリートが出来上がるまでの説明を聞き、厚さ５㌢ほどの型枠に生コンを流し込み、コテ仕上げや自分の名前を刻む文字入れを体験した。

　22日に参加した天野花星（かほ）さんは「生コンをコテで平らにするコツをつかんだので楽しい」、栗田葵介（そうすけ）君は「自分の名前の入ったコンクリート板が届くのが楽しみ」などと話した。

　児童らが製作したコンクリート板は、完成後11月18日（土木の日）までに学校に届けられ校庭中庭に敷き詰める予定だ。