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室蘭民報

御供獅子舞、4年ぶり奉納 香川八幡神社例大祭【室蘭】

勇壮な獅子舞と喜門岱小児童による曲打ち太鼓

 室蘭・香川八幡神社の例大祭が10日、香川町の同神社境内などで行われ、126年の歴史がある市指定民俗文化財「御供(おとも)獅子舞」が4年ぶりに奉納された。香川町郷土芸能保存会(熊谷比登志会長)と喜門岱小学校の児童たちが勇壮な舞や太鼓演奏を披露し、約70人の来場者を魅了した。

 御供獅子舞は、香川県出身者による香川町開拓にルーツを持つ。同神社が建立された1897年から獅子舞を奉納。開拓の先駆けとなった久保治平氏が弟の勇造氏を師匠に招き、地元の若者たちに舞を伝授。この時の型を代々引き継いで現在の姿になった。

 若手の継承者が減少し、存続が危ぶまれたため、1969年に香川町郷土芸能保存会を設立。毎年9月15日前後の同神社例大祭で披露し続け、98年に市指定民俗文化財となった。

 喜門岱小の児童も総合的な学習「地域の伝統芸能を知ろう」の一環で毎年参加しており、夏休み明けから週3回にわたり、踊りながら太鼓をたたく「曲打ち」の練習などを行ってきた。

 奉納では、4代目で1981年制作の雄雌2頭の獅子に4人、裏太鼓1人、曲打ち太鼓3人、すり金1人、笛4人が出演。鳴り物に合わせて獅子が境内を暴れ回り、花笠を着けた曲打ち太鼓の児童3人は優雅に舞いながらリズム良く太鼓をたたいた。

 5年生の久保夏芽さんは「練習の時よりうまくできました。2年生の時からやりたいと思っていたので、うれしかった」と振り返った。児童たちを指導してきた保存会の鳥海政史事務局長(69)は「ばっちり。衣装を着て、さらに良くなった。4年ぶりですが大成功」と笑顔で話していた。

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