クロスレースで盛り上がる参加者たち

　人気のウオータースポーツ・ＳＵＰ（サップ）に親しむ「とようらＳＵＰフェス」が３日、豊浦町浜町の豊浦海浜公園で初めて開かれた。地元をはじめ、札幌や苫小牧から７７人が参加。好天の下、レースや体験会が行われ、笑顔と歓声が広がっていた。

　ＳＵＰは「スタンドアップパドルボード」の略称。ボードの上に立ち、パドルをこいで水面を進む。波が穏やかな同公園を生かし、噴火湾とようら観光協会が企画した。

　海上に設置したブイを回るクロスレースやチームリレー（１チーム約１０人）を実施。参加者はうまくバランスを取りながらボード上に立ち、パドルを使って前進。一方で体勢を崩して落水する参加者も多く、盛り上がった。

　このほか体験会やビーチヨガ、清掃活動を行った。札幌市東区の小学６年、天沼晴賀君は「サップはいろいろなことができて面白い。いつも支笏湖でやっているが海は初めて。すごく楽しかった。また豊浦に来たい」と笑顔を見せた。

　観光協会の岡本貴光事務局長は「海浜公園には、すぐそばに温泉施設、キャンプ場、駐車場がある」と好立地をアピール。その上で今回のフェス開催に手応えを感じ「新しい豊浦の観光資源につなげていきたい」と語った。

体験会でＳＵＰの魅力に触れる参加者たち