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十勝毎日新聞

ユリ根キャラ 忠類中生考案 「公爵」など5体【幕別】

 幕別町忠類の特産品ユリ根のマスコットキャラクターを忠類中学校(白井将之校長、生徒33人)の生徒が考案した。キャラクターは今後、JA忠類などがユリ根の販売促進などで活用する予定で、考案した生徒は「キャラクターがさまざまな場面で活用され、活躍してくれることを楽しみにしている」と話している。

マスコットキャラクターの設定を話し合って考える忠類中の生徒

 同校はこれまで、地域の特産品のユリ根を生徒に親しんでもらおうと、総合的な学習の時間を使って収穫体験などを実施してきた。マスコットキャラクターの考案も授業の一環で、今年2月には2、3年生の生徒が描いたイラストを町内の飲食店や郵便局などに張り出し、住民の人気投票による総選挙を行った。

 7月には総選挙で選ばれたキャラクター5体の設定を考えるワークショップを実施し、地域住民の協力でイラストのブラッシュアップも行った。

 完成したキャラクターは「ゆり根公爵」「ゆりりぃ」「ゆりお」「ゆりみ」の一家と、「ゆり蔵」の計5体。8月18日には同校で完成したキャラクターのお披露目会を行い、JA忠類ゆり根耕作組合の大坂崇士組合長が「忠類のユリ根や忠類地区の発展のために中学生が考案したものが生かされることを、とても楽しみでうれしく思う」とあいさつした。

完成したユリ根のマスコットキャラクター

 キャラクターを考案した同校3年の豊田夢歌さん(15)は「自分たちの考えたキャラクターが地域の活性化に活用してもらえることがうれしい」と話し、村田英孝さん(15)は「もっと忠類のことを全国の人に知ってほしい」と話していた。

 キャラクターは、JA忠類が作成したユリ根紹介のパンフレットに掲載されているほか、販売促進などに役立てる予定。キャラクターの活用に関する問い合わせは同校(01558・8・2139)へ。

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