日本学校農業クラブ全道技術競技大会園芸の部門で最優秀賞に輝いた小林さん

　壮瞥高校２年の小林暖虎（はると）さんが２０２３年度日本学校農業クラブ北海道連盟全道技術競技大会（道連盟主催）の園芸の部門で、最優秀賞に輝いた。同校からの最高賞は２０１８年度以来。昨年に続いて全国大会出場も決め「今年は最優秀賞を狙いたい」と意気込んでいる。

　全道大会は８日に帯広農業高校であった。小林さんが出場した園芸部門（３２人出場）は農業や畜産、食品など７分野のうちの農業鑑定競技。学習で得た知識を競う。

　問題は選択式２５問、記述式１３問、計算２問の計４０問。制限時間が設けられ、計算問題が４０秒、それ以外は２０秒。内容は幅広く、野菜などの病名や原因、対処法をはじめ、器具の名称を求める問題などがある。

　昨年は全道大会で入賞。全道大会に出場した各学校の代表一人が全国大会に出場できる中、全国で優秀賞に輝いた。今年は全道最優秀賞を目指した２度目の挑戦だった。「昨年よりも難題だった」。ドキドキしながら臨んだ結果発表では最優秀賞に輝き「心の中でガッツポーズした」とにっこり。

　全国大会は１０月２５日に熊本県で開かれる。授業や実習の合間を縫って過去の問題集を解いたり、分からない言葉などを調べたり、ネットを活用するなど、より掘り下げて勉強している。「しっかり土台を固めたい」と本番へ向け準備を進めている。