シリーズ第１２弾の「厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー白露」を手にする立崎所長

　【厚岸】堅展（けんてん）実業厚岸蒸（じょう）溜（りゅう）所（宮園４）の新商品「厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー白（はく）露（ろ）」が今月下旬から順次、全国発売される。

　「白露」は同蒸溜所の二十四節気シリーズ第１２弾。国内蒸留などの基準を満たしたジャパニーズウイスキーで、シングルモルトでは７銘柄目。バーボン樽や赤ワイン樽、ラム樽で熟成した厚岸モルトに道産大麦と厚岸産酵母、道産ミズナラ樽を使用したオール北海道の原酒がキーモルトになっている。

　ピート感（煙臭さ）は強め。たき火やマーマレードの香りとみかんジンジャーやラムネのような味わい、ホワイトペッパーと塩レモンの余韻を楽しみながら、同蒸溜所の特長でもある和のかんきつや潮を味わえる。同蒸溜所では「ロックやストレートでゆっくり香りの広がりを味わったり、アウトドアの場や秋の味覚とも合う」という。立崎勝幸所長は「熟成４年以上が多くを占め、原酒の質が上がり、和テイストや懐かしい甘みなど味の厚みが出ている」と話している。

　アルコール度数は５５％。７００㍉㍑フルボトルで価格は１万９８００円。問い合わせは同蒸溜所お客様センター（０１２０）６６１６５０へ。