鉄路の風景を楽しむ 旧浦河駅でトロッコ試乗体験会【浦河】
鉄路風景を残し有効活用を図る浦河町の任意団体「浦河鉄路活用プロジェクト」(松山和弘会長)のトロッコ試乗体験会が12日、旧浦河駅で開かれた。町民をはじめお盆休みで帰省中の家族連れなどが訪れ、風を切って走るトロッコで鉄路の風景を楽しんだ。浦河町後援。
鉄路活用プロジェクトは、令和3年4月に一部廃止された日高線の中で、歴史的、景観的に貴重で恵まれた浦河の鉄路風景を残し、旧浦河駅や鉄路の活用を目指し活動を展開している。これまでに、日高線の鉄路を歩く「廃線ウォーク」などのイベント開催や、会員向けにトロッコ操作講習会などの取り組みを実施している。
旧浦河駅で行われた「トロッコ試乗体験会」は、駅ホーム前のレールをエンジン付きのトロッコで片道約200㍍を1往復する。乗車定員は3人で小学生以上が対象。
好天に恵まれたこの日は、町民や帰省中の親子連れなどが旧浦河駅を訪れ、駅舎内で一人500円の体験料を支払い、受け付けを済ませると、安全対策用のヘルメットを装着しレール上に設置されたトロッコに乗車。参加者たちは、トロッコのスピードと鉄路を走る振動を体感し、さわやかな風を受けながら試乗を楽しんでいた。
東京から家族で帰省中の40代女性の佐々木真弓さんは「懐かしい日高本線にもう一度乗れたことは、とてもうれしかった」、娘の咲耶さん(小学5年)は「北海道の風を感じられて気持ちよかった」と笑顔を見せた。
松山会長は「お盆期間中は浦河へ帰省してくる人もいるので、何かイベントをやろうと考えていた。鉄路生かすことは地域にとっていろいろな良さがある。たくさんの人に“鉄道っておもしろいんだ”と知ってもらえるような活動に取り組んでいきたい」と話していた。
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