好天に恵まれ多くの人出でにぎわった第６０回春採湖水まつり

　春採湖の会（淀川了一会長）が主催する「第６０回春採湖水まつり」が１２日、春採湖ネイチャーセンター横広場で開かれた。コロナ禍を乗り越えて６０回の節目を迎えた〝釧路市民のオアシス〟の祭典は盛況。大人気の花火大会やステージショーなどを通し、同湖を保全するための「汚さない」「減らさない」「狭めない」の三つの約束をアピールした。

　祭りに先立ち同湖の環境保全に尽力した先人をしのぶ慰霊祭式典が行われ、今なお続く豊かな湖の自然に感謝を表した。広場にはカレーやラーメンなどキッチンカー、住民ボランティアによるたこ焼き、串焼き、ドリンク飲料などの露店が並びにぎやかな祭りを演出した。

　ステージでは寿子ども蝦夷太鼓、ザ・プロジェクトを皮切りにバンド演奏が続き、よさこい演舞、ヒートボイス、釧路太平洋太鼓保存会が次々と登場し観客を楽しませた。また、親子連れが春採湖畔クイズラリーや、約１００枚の宝カードを見つけ記載の宝物が当たる「宝さがしゲーム」を楽しんだ。締めくくりは湖上を彩る花火大会が行われ、沿道からも歓声が沸いていた。

　淀川会長は「６０周年記念の祭りが素晴らしい天気に恵まれ、お客さんも大勢来てくれた。爽やかな風が吹き抜け、花火も良かったよ」とにぎわった祭りを喜んでいた。