１０００人以上の踊りでフィナーレを飾った第３部「函館いか踊り」の自由参加（午後８時１０分ごろ）

　開港１６４周年記念函館港まつり（実行委主催）は３日、「ワッショイはこだて」が千代台から五稜郭のコースで行われた。４３団体の約７０００人が港おどりやいか踊りで約１キロを練り歩いた。この日の最高気温は３２度。真夏の暑さと祭りの熱気で、盛り上がりは最高潮に達した。

　主催者によると、２日間で延べ１万２０００人がパレードに参加した。出発式で実行委の森健二会長が「昨年はコースを短縮するなどしたが、今年はコロナ禍前に戻すことができた。函館の夏を十分に楽しんで」とあいさつ。第１部の港踊り、第２部の子どもいか踊りとサマーカーニバル、第３部の函館いか踊りの参加団体が、千代台公園前を次々とスタートした。

　子どもいか踊りでは、参加した幼稚園児や小学生らの元気な掛け声と歌が響き、沿道を埋め尽くした観客らは大きな拍手を送っていた。認定こども園函館大谷幼稚園の日野絢菜ちゃん（６）は、港まつりで初めていか踊りを踊った。「楽しかった。たくさん汗をかいた」と笑顔だった。

　沿道から夫婦で声援を送っていた五稜郭町の佐藤哲哉さん（７５）は「いか踊りがないと祭りは盛り上がらない。今年の祭りはよかった」と満足そうに話していた。

　４日ははこだてグリーンプラザ会場で午後６時から、「大門のまつり２０２３」大門ミュージックフェスティバルが開かれる。