枝切りや施肥に汗を流す 東町連合自治会 「東町桜並木」の環境整備【浦河】
浦河町東町地区の8つの自治会で組織する東町連合自治会(杉山武美会長)は7月22日、東町かしわ4丁目の東町運動広場入口付近を中心に町道東町西舎線沿いに広がる「東町桜並木」の環境整備を行い、住民15人が参加してエゾヤマザクラの枝切りや施肥の作業に汗を流した。
町道沿いに40本以上のエゾヤマザクラが広がる「東町桜並木」は、グリーンコンサルタント緑の総合研究所(苫小牧市)の樹木医・金田正弘さんが平成26、27年度の2カ年で調査・監修を手掛けた町の桜等銘木候補に選定されている。植栽から年数が経ち、枝が伸びて道路にせり出すなどして交通・防犯上の安全への懸念があったことや、枝枯れや幹の傷も目立ち、良好な成育とは言えない状況だったことから、同地域では平成28年から金田さんのアドバイスを受けて、環境保全整備の活動を続けている。
この日は、炎天下の中、住民15人が午前9時に並木近くに集合。金田さんから、余分な枝を切り落とす剪定や根元周辺を掘り肥料を入れる施肥のアドバイスを受けながら1時間ほどの作業に励んだ。金田さんは「(活動を続けてきたことで)サクラの木は元気になり、大分良くなってきている。根を育てることが大事」、杉山会長は「8年ほど環境整備を続けており、金田さんに来ていただいて感謝している。近くに幼稚園などもあり、皆に協力をいただきながら地域の景観を守るために整備を続けていきたい。乳呑川沿いにもサクラの木が育っており、立派な並木に育ってほしい」と話した。
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