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苫小牧民報

苫南高美術部 赤い羽根共同募金ご当地ピンバッジ

苫小牧市共同募金委員会(渡辺敏明会長)が取り扱う、今年の寄付金付きご当地ピンバッジが完成した。苫小牧南高校美術部の生徒たちが初めて、デザイン原案を担当。とまチョップと市社会福祉協議会のマスコットキャラクター・ハートマちゃんを描いた、爽やかな印象に仕上がった。同委員会は5、6両日、とまこまい港まつりのメイン会場の中央公園(若草町)にブースを構え、来場者にアピールする。

ピンバッジをデザインした南高美術部の生徒たち

 出来上がったのは、とまチョップ2種類とハートマちゃん2種類の計4種類。それぞれがハナショウブの横でほほ笑むものと、青空の下でスケートを楽しんでいるデザインで、大きさは直径26ミリ。とまチョップを各700個、ハートマちゃんを各500個製作した。

 原案を手掛けたのは、美術部の髙橋陽(みなみ)さん(3年)、畑桜優奈さん(同)、見達理音さん(2年)、井上雅美さん(同)。ハナショウブは2年生ペア、スケートは3年生ペアが担当した。

 4人は作業を進めるに当たり、他都市や過去のデザインを研究。苫小牧らしさを出すため、市の草の花のハナショウブと市民になじみの深いスポーツのスケートを採用した。「人の目を引く」「かわいらしい」「全体のバランスが調和している」などのポイントに気を付け、スマートフォンのアプリを使ってデジタルで作画したという。

 4人の原案を基に同委員会が最終調整を行い、製品化した。井上さんは「自分たちが手掛けたものが出来上がり、とてもうれしい。頑張ったかいがあった」と喜ぶ。髙橋さんは「みんなで頑張って描いたので、ぜひ多くの人に手に取ってもらいたい」と語る。

 同委員会は2014年度から毎年、寄付金付きのご当地ピンバッジを製作。1個500円で取り扱い、製作費を除いた金額が赤い羽根共同募金に寄付される。これまでは事務局の市社協職員がデザインしてきたが、今年は取り組みの輪を広げよう―と高校生の力を借りることを計画。同校ボランティア局が長年、赤い羽根共同募金運動に熱心に取り組んできたことから協力を依頼し、同部が快諾したという。

 同委員会の担当者は「赤い羽根は地域の支え合いの仕組みだが、コロナ禍の影響もあり募金額が減っている。高校生の力を借りて、皆さんの関心を集められれば」と話している。

 港まつり会場での取り扱いは5、6両日の午前10時~午後4時。市民活動センター内の同委員会窓口でも扱っている。問い合わせは同委員会 電話0144(32)7111。

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