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網走タイムズ

暗い森の中を擬似体験 はく製や鳥の声で再現 郷土博物館 「夜もいきもの展」

生き物の夜の姿をジオラマで体験できる

 【網走】市立郷土博物館の特別企画展「夜のいきもの展」が、9月30日まで同館で開かれている。

 夜に行動する生き物は、通常は見るのが難しいことから、人が寝静まった夜には、どんな生き物がどのような活動をしているか、動物から鳥類、昆虫にいたるまで、それぞれの様子を紹介している。

 展示会場に入って最初のコーナーは「ナイトサファリ~夜の森を探検しよう」。本物の草木の中にヒグマやエゾシカ、キツネ、タヌキなど夜の森に生息するはく製を置き、夜の森を再現している。

 夜がテーマとなっているだけあって薄暗く、目が慣れるまでは足元もよく見えないほど。それだけに、本当に森の中にいるような錯覚を覚える展示となっている。

 また、エゾシカやキツネは体が大きくて分かりやすいが、シギやネズミなど、体が小さくてどこにいるのか分からないものも。目が暗闇に慣れてくると、少しずつながら見つけることができる。

 同館が定点観測で撮影した、夜のヒグマの様子もモニターで上映。同様に、夜の森でとらえたエゾシカやキツネ、エゾタヌキなどの画像も展示している。  夜行性の代名詞ともいえるコウモリは、道内に20種が生息。そのうち網走には11種のコウモリがいるとされており、そのすべての種類を写真で見ることができる。

 観覧料は高校生以上120円、中学生以下は60円。網走と斜里、清里、小清水、大空の小中学生は、土曜日が無料になる。開館時間は午前9時から午後5時まで。毎週月曜日と祝日は休館になる。  特別企画展、各関連行事について、詳しくは同館(☎0152・43・3090)へ。

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