日頃の練習成果を披露する出演者

　日本舞踊の花柳流燁紫衛（あきしえ）会創立６０周年と花柳美樹紫瑛（みきしえ）さんの師籍２０周年を記念した舞踊の集いが３０日、室蘭市輪西町の市民会館で行われ、会員たちが稽古に励んだ成果を存分に発揮していた。

　「古典への誘い」は２部構成。特別出演・花柳衛与志（もりよし）さんの長唄「松」で幕開け。青山剛室蘭市長のあいさつに続いて、小学校３年生の赤谷日菜乃さんが登場。小曲「鶴の寿」を披露し、扇子を手に華麗に舞った。

　「彩りの舞踊ショー」は、二胡（にこ）の演奏に合わせて舞うなど、趣向を凝らした演出で会場を盛り上げていた。

　同会は１９６３年に、故・花柳燁紫衛さんが創設。現在は美樹紫瑛さんが会主を引き継ぎ、後進の育成に努めている。