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網走タイムズ

地域の魅力、歩いて堪能 健康、介護予防も兼ね 網走市の生活支援体制整備事業

健康と介護予防を兼ね、歩いて地区内を巡る参加者

 【網走】市内の天都山地区連合町内会(神田優会長)でこのほど、地区内の施設やスポットを巡る「リッチガーデンウオーキング」が行われ、町内会の人たちが、健康増進と介護予防を兼ねて知られざる地域の名所を訪れて回った。

 市が実施主体で、市社協に委託している「生活支援体制整備事業」によるイベント。定員12人を大きく上回る22人が参加した。

 オホーツク流氷館駐車場に集まった参加者は、歩いて道立北方民族博物館へ。常設展のほか、現在開催中の特別展「北方民族の編むと織る」を見学。学芸員から説明を聞いた。  続いて、地区内にある果樹園「増子フルーツガーデン」を訪問。サクランボ狩りを楽しんだ。

 今年のサクランボは例年に比べて育ちが早く、最盛期は過ぎたのに加え、雨が多かったことから割れてしまった実が多いという。  それでも、畑の中はたわわに実ったサクランボの重みでおじぎをする枝もあるほど。参加者もルビーの赤く色づいたサクランボを見て「すごい、たくさん実ってる」と大喜び。

 摘みたてを口に含んで「甘ーい」「おいしい」と舌鼓を打ちながら、持ち帰りの分を一生懸命に摘んでいた。  昼食は、オホーツク流氷館近くにある「いの上ガーデン」で盛りそば。同店のそばは、知る人ぞ知る〝幻のそば〟とも言われ、参加者も楽しみにしていた場所のひとつ。

 各所を歩いて巡った参加者にとっては、おいしさもひとしお。香りやのどごしを堪能しながら、そばをほおばっていた。

 ゴールは、スタートしたオホーツク流氷館。ソフトクリームを食べ、記念写真を撮って解散となった。

 この日は、前日までと打って変わって青空が広がる夏らしい天気となり、参加した人たちはさわやかな陽気の中、国の名勝にも指定されている天都山の魅力を十分に満喫した。

 神田会長は「今まで新型コロナで閉じこもっていたので、町内会の人たちも、野外での催しを待っていたと思う。今日をきっかけに、さらに住民同士の交流を深めたい」と話していた。

 生活支援体制整備事業は、団塊世代が75歳(後期高齢者)になる2025年を目途に、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、地域ごとに「元気(介護予防)」と「支え合い(生活支援)」を広げるのがねらい。

 町内会の地区割りでもある「地区連」を基盤に、市内17カ所で推進。各地区の特性を生かした取り組みを進めている。

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