缶バッジ作りを体験する児童

　道立室蘭高等技術専門学院（みゆき町、佐々木潤学院長）の「ＭＯＮＯテク室蘭ＰＲ展」が１、２の両日、室蘭市中島本町のモルエ中島で開かれた。教育過程を広く知ってもらう狙い。訓練生らによる製作物展示を通じ、技専の魅力を伝えた。

　モルエ中島では昨年に続き２回目の開催。会場には訓練内容を紹介するブースや訓練生らが製作した作品５０点が並んだ。

　プレス加工したステンレスを溶接して組み上げた１メートル２０センチの技専イメージキャラクター「モノテッカー」のオブジェや空気圧を動力としたエンジンのほか、溶接に必要な面やトーチ、ホルダーといった器具も展示された。

　人気を集めたのが、自分の写真などで作るオリジナル缶バッジコーナー。用意した１５０個がなくなるほどの盛況ぶりだった。

　子どもたちは写真などを専用の機械でくりぬくと、レバーを引いて、円形の鉄やラミネートと一緒に力いっぱいプレス。直径約５センチほどの缶バッジが完成し、笑顔の輪が広がった。

　体験した成田覚馬君（６）は「楽しかった。リュックに付けたい」と声を弾ませた。