マイワシ続々水揚げ 道東沖巻き網漁始まる【釧路市】
道東沖の巻き網漁が始まり、釧路港にマイワシが続々と水揚げされている。
今年の巻き網漁は、20日に鳥取県の2船団が1200㌧を水揚げし、昨年初日(6月27日)の680㌧を上回る上々の滑り出し。21日は茨城県と福島県の9船団が加わり、2500㌧以上(午後5時時点)を水揚げした。
サイズは初日が64~65㌘で、2日目が56㌘。近年は50㌘台が多かったが、今年は丸みがあって大きめ。北海道まき網漁業協会によると、三陸でイサダが豊漁になっていることから、餌をたくさん食べているとみられる。
水産加工場の受け入れ準備が整っていないことなどから、現在は全量がミール(飼料用)向けだが、初日の1㌔当たり単価は43円で、昨年の平均単価38・7円より4円以上高くなっている。ペルーで資源保護の観点からカタクチイワシの操業が制限されている影響で、国際市況が高騰している。
漁期は10月31日までで、盛漁期の9月ごろには全国から24船団が集結する見込み。昨年の漁獲量は22万4908㌧で、そのうち13万4177㌧が釧路港に水揚げされた。
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