モルック大会で一喜一憂 北方民族博物館の「夏至まつり」
【網走】北方民族博物館のイベント「ユハンヌス~夏至まつり」が、同館で開かれた。
前庭では、同イベントで恒例となっているフィンランド生まれのアウトドアゲーム「モルック」の大会が開かれた。
モルックは、手に持った木の棒を投げ、並べて立てられた木の棒を倒すというゲーム。ボウリングとカーリングとビリヤードの要素が混じったようなもので、ルールは簡単ながら奥深いことから、フィンランドでは老若男女を問わず楽しまれているという。
近年はお笑い芸人が世界大会日本代表を目指すバラエティ番組などが放送されたこともあり、国内でも注目度は高まっている。
この日は友人グループや家族連れなどがモルックに挑戦。ねらったのと違う棒に当たったり、立てられた棒を見事にかわして転がったりと、棒を投げた結果に一喜一憂しながらプレーしていた。
特設テントでは、フィンランド風スープ「ケサケイット」やシラカバ樹液を無料配布。ステージではフラダンスやバンド演奏などがあり、会場を訪れた市民は夏至まつりを満喫していた。
「ユハンヌス」は、フィンランドで夏至の日に行われる祭り。シラカバの葉や草花で街中が飾られるほか、野外での踊りや湖畔でのたき火などが行われるという。
同館もこれにちなみ、地域住民とのつながりを深めるとともに、同館の利用を促そうと毎年、夏至を迎えるこの時期にイベントを開いている。
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