恐竜の着ぐるみを身にまとって走る「恐竜レース」が２８日、苫小牧市高丘のパークゴルフ場、タピオパークゴルフクラブで開かれた。市内のほか札幌、函館などから集まった１６人が、ティラノサウルスの姿で全力疾走した。

ティラノサウルスの姿で全力疾走する参加者（提供）

　ピザ店「たなかのぴざや」（山手町）の主催。全国各地で開かれている人気イベントで、市内では初開催となる。

　内蔵の電動ファンで膨らむ着ぐるみに身を包んだ参加者は、４人一組でレースを展開。それぞれ長い首を揺らしながら懸命に５０メートルの芝生コースを駆け抜けた。１００人を超える観客も、スマートフォンで動画撮影するなどして楽しんでいた。入賞者にはネット通販サイトなどで使えるギフトカードや同パークゴルフ場隣接のカフェで使えるコーヒーチケットなどが贈られた。

　優勝した安平町追分旭の会社員田部雄作さん（２５）は「レースが全国各地で開かれていることは知っており、彼女の母親に勧められて出てみようと思った」と笑顔。「（着ぐるみの中は）暑かったが、声援が聞こえてきたので楽しく走ることができた」と満足そうだった。