ガーデナーの宮本さん（右）とフォノの荒木取締役

　帯広市内にある不動産会社フォノ（東２南７、荒木直人代表）が、全国で活動するトップガーデナーの宮本里美さん（ＧＡＲＤＥＮＳ代表）の監修を受け、同社敷地内に北欧スタイルのモデルガーデンを制作した。

　同社の事業の約４割を占める買い取り再販（住宅リノベーション）では、依頼者の要望に合わせた庭づくりも行う。十勝でまだ浸透していない“庭のあるくらし”を提供するため、２０２１年に宮本さんがオーナーデザイナーを務める「ＧＡＲＤＥＮＳ　ＧＡＲＤＥＮ」に加盟。これまでに１２件のガーデンづくりを受注した。

　宮本さんは、第１４回国際バラとガーデニングショウ大賞などの受賞歴を持ち、特に北欧スタイルの庭が得意。１５日に完成した宮本さん監修の北欧ガーデンは道内初。縦９メートル、横２０メートルの庭には食用植物やハーブ類が豊富に植えられている。宮本さんによると「見るだけでなく食べて楽しめるのが特徴」という。

　フォノの荒木つぐ美取締役は「十勝の風土に合う北欧スタイルの庭を見てもらい、十勝の方が庭づくりを考えるきっかけになれば」と話す。