「ばりうまい！」と、かつめしを頬ばる生徒

　浦河町堺町東の大衆割烹かど天の店主・梶田晴之さん（63）が18日、向別の児童養護施設北海暁星学院（立嶋喜佐男院長）の子どもたちに同店の名物「かつめし」を無償で振舞った。

　「地域の応援する声、子どもたちへの思いやりの気持ちを届けたい」との思いから、同学院の職員と相談し、浦河で有名になったかつめしをテイクアウト形式で34人分を提供した。

　夕食の時間に学院の食堂に集まった子どもたちは、学校などでクラスメイトから浦河のソウルフード「かつめし」の話を聞くこともあり、この日を心待ちにしていた様子。職員から「皆さんで食べてほしいと、（店主の）“はるちゃん”が作ってくれました」と紹介。今後も交流を続けたいとする梶田さんの思いも伝えられ、全員で「いただきます！」とあいさつ。さっそく、かつめしを頬ぼった生徒の一人は「ばりうまい！」と笑顔。立嶋院長は「プロの作った料理を食べる機会は少なく大変ありがたい。地域の人が子どもたちを応援してくれていることに感謝します」と話していた。