「太陽の子」を定植 沙流太ほおずき絆の会 富川高生も参加し交流【日高】
【日高】食用ほおずきの特産化を目指す町民グループ「沙流太(さるふと)ほおずき絆の会(金子俊会長)」が23日、富川高校(尾崎慎一校長)と交流して、町富川東の畑(375平方㍍)に食用ほおずきの苗「太陽の子」を定植した。
この日は、富川高校2年生21人、絆の会会員8人、日高農業改良普及センター日高西部支所3人、引率者・役場関係者など計38人が参加した。
同会は2011年(平成23年)「ホオズキと地域の絆と元気の再生」をキャッチフレーズに発足。12年から同校と交流が始まり、今年で12年目を迎えた。
改良普及センターの北本美穂さんから管理作業がしやすくなるように、子葉の向きを揃えるなど定植作業で気を付けることの指導を受け、会員の助けを借りながら定植作業に取りかかった。今年度も昨年と同程度の210株を定植。
食用ほおずきは、南アメリカアンデス山脈産の多年草で北海道では越冬できない種類となっている。ビタミンA(カロテン)や鉄分、ビタミンC・Eなどが豊富で甘酸っぱい風味が特徴。
参加した門別ほのかさんと旭岡羽南(ひのおか・はなみ)さんは「初めての体験。思っていた以上に難しい。子葉の向き、穴の深さ、土の盛り方にも工夫があることがわかった。順調に育ってくれることを楽しみにしている」と話した。
栽培管理人の数矢昭市さんら会員が日々の管理を担い、病気を防ぐための花弁除去(8月下旬)や秋の収穫(9月下旬〜10月上旬)に富川高生も参加する。
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