歯舞漁協（小倉啓一組合長）は２２日、同漁協内で理事会を開き、北方領土・貝殻島周辺のコンブ漁の解禁日を６月１日午前７時に決めた。２５日に開催する歯舞、根室、落石の３漁協合同会議で改めて報告などを行う。

　今季の同漁は４月２１日に日ロ間の交渉が妥結。採取量は前年比約９％減の３０８１㌧。ロシア側へ支払う採取権料は約６・７％減の８２５４万円。機材供与費は前年並みの３５０万円。漁期は６月１日～９月３０日。歯舞、根室、落石の３漁協から、前年比１６隻減の２０４隻が出漁を予定している。

　１５日に実施された、貝殻島コンブ漁解禁日の参考とされる第１回目の前浜資源調査結果が良好だったため、６月１日からの操業に期待が高まっていた。解禁初日が悪天候などで順延となった場合は午前６時からの出漁となる。

昨年の貝殻島コンブ漁の出漁の様子